著者 クラーケン・インテリジェンス

クラーケン・インテリジェンスは、クラーケンのリサーチ・チームであり、事実とデータに基づく仮想通貨関連の本質的で実用的なレポートの配信を行っている。伝統的な金融市場と仮想通貨市場の双方での知見を活かし、デイリー、ウィークリー、マンスリーで最新の業界動向についてコンテンツを生み出している。クラーケンのビジョンである「仮想通貨の普及」をもとに、クラーケン・インテリジェンスは、トレーダー、投資家、ビジネスピープル、単なる趣味で仮想通貨を勉強する人、これから業界に参入するプレイヤー、そして既存のプレイヤーといった様々なステークホルダーに対して価値あるテーマの選定を心がけている。

仮想通貨市場全体は下落に転じた。ビットコインは3月29日以来の低水準に戻り、イーサリアムは2000ドルのサポートを下回った。 一部の市場参加者は今回の下落に意表を突かれたようだ。仮想通貨市場全体の取引高は40日ぶりの高水準である4200億ドルに到達し、20日移動平均の2600億ドルをはるかに上回った。

同時にアルトコインの保有が、痛みを伴う可能性のある行為だということを改めて痛感した日になった。

ビットコインが上下にかかわらず大きく動く時、アルトコインのパフォーマンスが悪くなることはよくある。ビットコインが上に大きく動く時、そのモメンタムを追うためにアルトコインを売ってビットコインを買いたくなるだろう。ビットコインが大きく下げる時、リスク軽減をするためアルトコインを売るという動機が働くだろう。結局、アルトコインが市場を牽引する「アルトコインの季節」は、ビットコインが静かな時に到来するのだ。

ビットコインのドミナンス

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。