12日に投開票を控えたイギリス総選挙に関する世論調査では、ジョンソン首相が率いる保守党の支持率が上昇。保守党が過半数を確保できる可能性もでてきたことで、12月5日には143.28円まで上昇し、7カ月ぶりの高値を更新した。
ポンド・ドルも昨日1.3180の高値をつけている。ただ、一部には労働党との差が縮まる世論調査の結果もあり、予断を許さない状況で、本日のポンド円は142円台後半での推移となっている。
保守党が単独過半数を取れれば、1月31日の離脱期限までに、EUとの合意のもとで秩序だった離脱が可能になるので、単独過半数を獲得できるかどうかが注目されている。
ポンド円テクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 142.50~143.50円
日足ベースの移動平均線と一目均衡表は強気の形。140円前後でのもみあいが続いており、高値警戒感は少ないだろう。イギリス総選挙を無事に通過すれば、3月14日の年初来高値148.91円も視野に入ると予想する。
もう一つ、ボリンジャーバンドも確認してみよう。
現在の水準は2σを下回っているので、高値警戒感は少ない。ただ、バンド幅が広がっているので、今後はボラティリティに注意が必要だ。