JPモルガンのストラテジストであるニコラス・パニギルツォグロー氏は、ビットコインの本質的な価値(intrinsic value)と市場価値が一致しているという見解を示した。

先週に発表したメモの中で同氏は、ビットコインの半減期以降で2つのギャップが「事実上埋まった」と指摘。1月時点で同氏はビットコインの本質的な価値は市場価値より低く、ビットコインは過大評価されていると述べていた。

現在は、2つに乖離はなく、ビットコインは適正価格で動いているという。

(出典:JP Morgan, bitinfocharts.com 「ビットコインの本質的な価値(青)と市場価値(黒)」)

JPモルガンはビットコインをコモディティ(商品)とみなし、生産量を1単位増加させるときにかかる限界費用から本質的な価値を計算している。限界費用にはマイニングに必要なコンピューターのパワーや電気代などがふくまれる。