◆JPモルガンのダイモンCEOが「ビットコインはどうでもいい」と発言した
◆過去には「ビットコインは詐欺」などと発言し反対論者の急先鋒として注目を浴びた
◆一方JPモルガン自体は仮想通貨に興味を持っているようだ
米国の大手金融機関JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが31日、これまで通りビットコインに対する悲観的な見方を変えてはおらず、「ただビットコインはどうでもいいと考えている」と発言した。過去に「ビットコインは詐欺」と発言したことなどから、ビットコイン懐疑論者の急先鋒として注目を浴びたダイモン氏。しかし本人は、これ以上ビットコインに関して質問を求められることに対して嫌気が差しているようだ。
ビットコインの10歳の誕生日である31日にロサンゼルスで再びビットコインについて話題を振られたダイモン氏は、次のようにお祝いムードに水を差した。
「私は発言を変えたことはない。ただ言ったことを後悔をしている。反ビットコインのスポークスマンになりたくないからね。ただ単純にどうでもよいと考えている。いいかね?ブロックチェーンは本物だ。しかしビットコインは法定通貨と違う」
JPモルガンとダイモンCEOに温度差
一方、JPモルガンは仮想通貨に対して興味を持っているようだ。
去年12月にJPモルガンのアナリストは、「ビットコインは進化し、長期的に価値を貯蔵する信頼できる方法としてもうすぐ金の仲間入りをするかもしれない」と分析。今年5月にJPモルガンのダニエル・ピント共同社長は、JPモルガンがビットコインの世界を「模索している」ことを認め、仮想通貨が「未来において役割を果たす」と語った。さらに今月30日にはイーサリアム上に構築したブロックチェーンネットワーク「Quorum(クォーラム)」で、金の延べ棒を「トークン化」すると報じられた。
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