仮想通貨の熱狂的な支持者であるジョン・マカフィー氏が、独自の仮想通貨「マカフィー・フリーダムコイン」を今秋にも発行する計画を明かした。ウィルス対策ソフト「マカフィー」の創業者として有名なマカフィー氏は、2020年の米国大統領選への出馬を表明。昨年には「仮想通貨の世界で最も影響力のある人物」に選ばれた

マカフィー・フリーダムコインは、伝統的な通貨や資産、取引所からの完全な独立を目指し、「仮想通貨の見果てぬ夢である経済の自由」の達成を目標に掲げている。マカフィー氏は次のように新たなコインについて描写した。

「法定通貨や同様の通貨から完全に切り離されたものが必要だ。現金に換金できないが、世界中で受け入れられる必要がある(中略)コインの価値は、他の通貨に対してはいつもゼロだが、マーケット価値が自然に増加する」

マカフィー氏は、2020年の米大統領選挙に仮想通貨コミュニティを代表して出馬すると以前から表明しているが、米内国歳入庁(IRS)の追及を逃れるため、海外から出馬する計画を立てている。同氏は、8年間脱税していたことを認めている他、米大統領戦に出馬する理由も大統領になりたいわけではなく仮想通貨が自由を守るための手段というプロモーションを行うのが理由と話している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版