イーサリアム開発企業コンセンシス創業者で、イーサリアムの共同創業者でもあるジョセフ・ルービン氏は仮想通貨ビットコインとイーサリアムの両方とも同じゴールに向かっていると主張した。
15日にテルアビブで開催されたイーサリアムサミットでイーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏、eToroの共同創業者でCEOのヨニ・アシア氏とパネルディスカッションで議論。eToro(イートロ)のマティ・グリーンスパン氏がツイッターでこの模様をレポートした。
ブテリン氏は2013年にイスラエルを訪れた当時に多くの仮想通貨業界の人々と交流したことを話した。
当時はビットコインコミュニティはとても過激で、ビットコインのみが生き残るという考えになっており、トークンナイゼーションなど不可能だとされていたという。
その上でブテリン氏は「私はこうした考えにはとてもがっかりした。(中略)ただ、ビットコインはすでに『価値の保存』手段としてあり、そのためイーサリアムはお金としての機能に挑戦する必要がなくなり、より明確なユースケースが得られた」と現在は当時の状況を肯定的に捉えているとした。
ルービン氏はこうした話の中で「最終的には私たちは同じチームで、同じようなゴールに向かっている」として、そのゴールを分散型プロトコルが生き残るとする「分散型プロトコルマキシマリスト(Decentralized Protocol Maximalist)」と話した。
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版