アトランタの元市長であり、仮想通貨取引所コインベースのグローバルアドバイザリーカウンシルのメンバーであるキーシャ・ランス・ボトムズ氏が、2024年の米国大統領選挙に向けたジョー・バイデン大統領の選挙キャンペーンに参加することが明らかになった。
エボニーの6月26日の報道によると、ボトムズ氏はバイデン陣営の上級顧問として参加するとのことだ。彼女は2018年から2022年までアトランタ市長を務め、2024年4月にコインベースのアドバイザリーカウンシルに参加した。また、ホワイトハウスでのアドバイザー職を2023年に退任している。
ザ・ヒルの6月27日の報道によれば、ボトムズ氏はバイデン大統領の選挙キャンペーン期間中もコインベースに留まる予定。選挙は11月に米国有権者が投票する際に終了する見込みだ。同報道によれば、元市長は仮想通貨を「非政治的で統一的な問題」として、その特性が政治的な対立を引き起こさず、むしろ人々を統一するものと考えている。
ボトムズ氏がバイデン陣営に対して仮想通貨関連のアドバイスを行うかどうかは不明だ。報道によると、バイデン大統領は支持者からの仮想通貨による寄付を受け入れることや、デジタル資産について議論するために議員と会うことを検討しているという。コインテレグラフはバイデン陣営にコメントを求めたが、記事執筆時点では回答を得られなかった。
仮想通貨と政治
6月26日、ボトムズ氏はアトランタで行われたコインベース主催の「スタンド・ウィズ・クリプト」イベントでスピーチを行った。このイベントはバイデン大統領とドナルド・トランプ氏の討論会の前に開催されたものだ。仮想通貨支援団体は、CNNのモデレーターであるジェイク・タッパー氏とダナ・バッシュ氏に対して、討論会で仮想通貨関連の問題を取り上げるようユーザーに呼びかけている。バイデン大統領とトランプ氏は日本時間28日の午前10時からCNNのスタジオ観客を前に90分間の討論を行う予定だ。
「アトランタには繁栄する黒人オーナーのブロックチェーンコミュニティがある」とボトムズ氏はスタンド・ウィズ・クリプトのアトランタイベントで語った。「仮想通貨は、銀行口座を持たない人々や銀行サービスを十分に受けられない人々にとって、金融の自由を強化する機会を提供する」とのことだ。
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2月、元米国下院議員のショーン・パトリック・マロニー氏は、バイデン大統領がマロニー氏を経済協力開発機構(OECD)の代表に指名した場合、コインベースのグローバルアドバイザリーカウンシルの職を辞任すると述べた。マロニー氏は、2023年5月にコインベースがカウンシルを設立した際の初期メンバーの一人だ。
コインベースが2023年に「スタンド・ウィズ・クリプト」を立ち上げて以来、同グループの政治行動委員会(PAC)は100万人以上の支持者を持ち、州および連邦レベルで候補者を積極的に支持または反対している。コインベースはスーパーPAC「フェアシェイク」の主要な支援者であり、スタンド・ウィズ・クリプトで反仮想通貨と評価された多くの政治家に対して攻撃広告を展開している。
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