ビットメインの元CEOであるジハン・ウー氏は、仮想通貨マイニング企業ビットディアのCEOとしての役割を引き受けることになった。これまでCEOを務めていたリンフイ・コン氏が最高事業責任者に就任する。
1月29日の発表によると、ビットディアはウー氏が3月1日からCEOに就任することを明らかにした。ウー氏は、マイニングチップメーカーのビットメインを2013年に設立したが、2021年に同社内での内紛で退任している。その後、ウー氏はビットディアをシンガポールで創業している。
ウー氏は今回のCEO就任について、自身とコン氏が「それぞれの専門分野に集中し」「新たな戦略的成長機会を最大限に活用する」ことを目指すと話している。コン氏は2021年1月からCEOを務めていた。
Today, @BitdeerOfficial announced that our Founder and Chairman, Jihan Wu, will take on the role of Chief Executive Officer effective March 1, 2024. Mr. Wu will continue to serve as Chairman of the Company’s Board. Our current Chief Executive Officer, Matt Linghui Kong, will… pic.twitter.com/sCVzDMh4Vm
— Bitdeer (@BitdeerOfficial) January 29, 2024
ビットメインから退社する前、ウー氏は共同創業者であるミクリー・ザン氏との権力闘争に巻き込まれた。訴訟による法廷闘争だけではなく、北京のオフィスでの暴力沙汰にも発展し、ウー氏は2021年にCEOを辞任し、正式に同社と決別した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン