クレジットカード大手のジェーシービー(JCB)は20日、米ブロックチェーンスタートアップ企業ペイスタンド(Paystand)と決済ソリューションの構築に向けた覚書(MoU)を締結したと発表した。日本の中小企業を対象とした新たなB2B決済ソリューションサービスの検討に着手した。

ペイスタンドは、ブロックチェーンを活用したB2Bの決済プラットフォームを手掛けている。米国、カナダ、メキシコで事業を展開しており、これまで15万社以上の企業がペイスタンドのプラットフォームを利用しているという。

JCBによれば、日本では今年10月の消費増税に伴う軽減税率導入などで、企業の業務処理が複雑化している。こうした状況に対応するため、ペイスタンドとともにシンプルで低コストなB2B決済プラットフォームの提供を目指すとしている。