投資コンサル会社エージクロフト・パートナーズのドン・ステインブラッジCEOは、CNBCに出演しビットコインが長期的に多くのヘッジファンドのポートフォリオの一部になるとの見方を示した。

ステインブラッジCEOは、ビットコインについて「素晴らしいテクノロジー」と評価。「一部の人はインフレに対するヘッジとして使っている」とし、「長期的に見れば多くのヘッジファンドのポートフォリオの一部になると思うよ」と述べた。

ただ、「現在は、結構高い。価値を図るのが難しい」とも付け加えた。

一方、米中貿易戦争が激化し、為替戦争の様相を呈してきていることについてステインブラッジCEOは、確かに懸念材料だが、私がもっと懸念しているのは金利の低さだと指摘。金融緩和策の効果が以前ほどなくなってきているとし、景気後退になった時に景気後退を脱出するために必要な「ドライパウダー」がないと述べた。

同CEOは次のように続けた。

ポートフォリオを多様化し、株と債券と相関関係がない資産に投資をした方が良い。ある時点でマーケットが暴落することを警戒しなければならない

5日のニューヨーク株式市場は767ドル下落し、今年最大の下げ幅を記録していた。

ビットコインがポートフォリオの一部にすることを勧める声は多い。

モルガン・クリーク・デジタルの共同創業者アンソニー・ポンプリアーノ(通称ポンプ)は、先月末、全ての資産を現金化しそのうちの5%でビットコインを購入するという「急進的なポートフォリオ」を提案した

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翻訳・編集 コインテレグラフ日本版