国内で新型肺炎コロナウイルスが猛威を振るっているイタリアで12日、同国のイタリア赤十字がビットコインやアルトコインでの募金活動の開始を発表した

募金は13日にスタートしており、国内のコロナウイルスのトリアージ(重症度に応じて治療の優先度を決めること)に使われるほか、医療スタッフの支援に充てる。募金活動の目標は10000ユーロ(約120万円)だ。イタリアでは感染患者の増加と病床数の減少で、入院患者数を制限する必要があるという。

16日午前7時半現在では2.8433BTCが寄付されている。

イタリア赤十字社のコッリ・アルバーニ委員会のブルーノ・ピエトロサンティ委員長はビットコインを導入する利点を以下のように述べた。

「ビットコインのような革新的な資金調達ツールは、この歴史的な状況の中で入手が難しい経済的資源を発見するのに役立つだろう」

今回のキャンペーンは仮想通貨業界でフィンテックのスタートアップとして活動するYoung Srlとイタリアでブロックチェーンを使った寄付活動のプラットフォームを展開するヘルパービットなどの協力で行われた。

イタリアでは15日、1日で368人が死亡し、合計で1809人になったと報じられている