仮想通貨の世界で最も影響力のある人物は誰か?

仮想通貨に特化した調査会社、Clovr社のレポートによれば、その人物はジョン・マカフィー氏だ。クローバー社が500人に実施した調査で、イーサリアム創業者のヴィタリック・ブテリン氏や、ライトコインのチャーリー・リー氏を抑え、マカフィー氏が影響力のある人物でトップとなっている。

ウィルス対策ソフト「マカフィー」の創業者として有名なマカフィー氏だが、近年は仮想通貨の熱心な信奉者として知られている。

そんなマカフィー氏の仮想通貨を巡る行動や発言は何かと物議を醸している。

2018年には、自身の名前を冠した仮想通貨「マカフィー・コイン」を発表したほか、ICOやアルトコインの宣伝ツイートを1件10万5000ドル(約1200万円)で請け負うと表明、また仮想通貨取引所HitBITを「詐欺」だと痛烈に批判、そして2020年の米大統領選挙に出馬することを表明している

コインテレグラフでは仮想通貨業界の「暴れん坊」マカフィー氏に独占インタビューを行った。

「2020年の大統領選では個人の自由を訴えたい。そして仮想通貨がいかにそれを役立つのかを主張していくつもりだ」

「人々が、政府のコントロールを受け入れる羊になってしまうことを懸念しているんだ。アウトローや革命家にならずにね」

「仮想通貨は人々に自由をもたらす手段だ。現在の金融システムを根本的に変革するパワーを持つ」

その言葉の端々から生粋のリバタリアンであるマカフィー氏の思想の片りんが見えてくる。

「5年後には法定通貨は崩壊するだろう」。マカフィー氏は法定通貨と仮想通貨の関係が将来逆転するだろうとも語る。インタビューの中では、2020年のビットコイン価格の大胆な予想も飛び出した。その詳細は動画で確認して欲しい。