米国の大手技術企業インテルが、コスト削減の一環として、ビットコインマイニングチップの製造を中止する計画を発表した。ロイター通信が18日に報じた。
報道によると、2023年10月20日までにマイニングチップであるBlockscale 1000シリーズASICの受注を停止し、2024年4月頃に出荷を終了する予定だ。インテルは、この決定は一部のチップの製造を外部顧客に優先させ、全体のコストを削減する戦略を目指していると述べた。
インテルは2022年4月にBlockscaleマイニングチップを発売。当時、ASICハードウェアは1秒あたり最大580ギガハッシュのハッシュレートを持ち、各チップは1つのマイニングユニットに組み合わせられると説明していた。マイニング企業のアルゴ・ブロックチェーン、ブロック、ハイブ・ブロックチェーン・テクノロジーズ、そしてGRIIDインフラストラクチャーが、最初にこの技術を導入した。
インテルのパット・ゲルシンガーCEOは、2月に給与を25%削減し、2026年までにコスト削減イニシアチブと効率化により最大100億ドルの年間コスト削減を見込んでいるという。インテルは、マイニングチップの生産を中止した後も、仮想通貨分野における「市場の機会」を引き続き監視する予定だと述べている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン