イーサリアム価格は今日再び下落したが、期待される「マージ(Merge)」が近づくにつれ、プロの投資家がこの資産に注目し出している兆しがある。

コインシェアーズは週間レポートで、イーサリアムベースの投資商品は3週連続で資金流入があったと報告した。機関投資家向けイーサリアム商品には760万ドルの資金流入があった一方、ビットコイン向けは170万ドルの流出が続いている。

「(イーサリアムファンドは)2022年の流出が4億6000万ドルのピークに達した11週連続の流出に耐え、流入が増えたことはセンチメントの緩やかな好転を示唆している」とコインシェアーズは述べている。センチメントの変化は、今年後半にマージが起こる可能性が高まっていることも要因かもしれないと付け加えている。

マージは、コンセンサスメカニズムをプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)に変更するイーサリアムのアップグレードである。現在、最後のテストランを準備しており、マージは10月前になると予想されている。

先週一週間、全体で1460万ドルの資金流入があったが、ビットコインのショートファンドは630万ドルを占め、投資家がビットコインに弱気であることを示唆している。米国のファンドと取引所では、合計820万ドルの資金流入があり、その76%がショートポジションで構成されており、7月8日に終わる週と同様の割合だった。