ビットコイン(BTC)価格が5ヶ月ぶり以来の高値となっているが、機関投資家によるBTCへの資金流入が続いている。

コインシェアーズのウイークリーレポートによると、先週に2億2600万ドル以上が機関投資家向けのビットコイン投資商品に流入した。BTC投資商品は3週連続で流入が増加した。

ビットコインに対するセンチメントがポジティブになっているのは、米証券取引委員会(SEC)によるビットコイン上場投資信託(ETF)の承認が迫っているとの期待感によるものだと、コインシェアーズは指摘している。

ビットコイン投資商品への流入増加に伴い、機関投資家向け仮想通貨投資商品の運用資産総額(AUM)は先週、667億ドルにまで拡大した。コインシェアーズは5月に記録した記録的なAUMからわずか5%の違いだと指摘している。

アルトコイン関連の投資商品では、ソラナ(SOL)とカルダノ(ADA)がそれぞれ1250万ドルと300万ドルの流入を記録。一方イーサリアム(ETH)やポルカドット(DOT)、リップル(XRP)ではそれぞれ1360万ドル、210万ドル、60万ドルの流出となった。

多くの仮想通貨ウォッチャーが、ビットコイン先物ETFがSECによって承認されることに期待を寄せており、これが現在の強気相場の背景になっていると考えられている。

SECはこれまでビットコインETFをすべて拒否してきているが、現在シカゴマーカンタイル取引所の先物契約に基づくETFの審査を行っている。ブルームバーグのETFアナリストらは、今月中にもビットコイン先物ETFが承認されるのではないかと考えている
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