仮想通貨データアグリゲーターのGlassnodeのラファエル・シュルツ-クラフトCTOは、ビットコイン(BTC)市場の指標を踏まえてBTCについて「非常に強気だ」と述べ、BTCが10倍以上に上昇するとの超強気の予想を立てている。

12月9日にシュルツ-クラフト氏は、彼の超楽観的な予測を示すツイートを連投し、「2017年のはじめと同じレベルに現在位置している最も重要な6つのオンチェーン市場指標」に言及した。

シュルツ-クラフト氏の予測では、6つの指標のうち5つのケースでは、ビットコインが20万ドル以上に上昇するとみている。シュルツ-クラフト氏は各指標について、2017年の指標が同様の位置から移動し、その後の高値更新につながった時の動きをみている。次に現在の指標と比較して、どれほどビットコインが上昇する可能性があるかを測っている。

シュルツ-クラフト氏は、ビットコインのネット未実現利益/損失、もしくはNUPL(コインが最後にオンチェーンを移動した時期に基づく未実現利益と損失の差)が、2017年に記録した最高値の78%までになっていると指摘している。

2017年はじめにNUPLが現在と同様のレベルであった。2017年の場合、ビットコインはその時点からピークまで約1400%上昇した。同じシナリオとなった場合、ビットコイン価格は28万6000ドルまで上昇すると、シュルツ-クラフト氏は推定している。

ビットコインのネット未実現利益/損失 出典:Glassnode

ビットコインの時価総額とマイナーの収益とを比較する時価総額サーモキャップ比率は、2017年のピークの4分の1にとどまっている。2017年にはこの指標は史上最高値を付けており、ビットコインの価格は625%上昇すると推定され、これに基づくと、ビットコインが将来13万8000ドルになると推定している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン