分散型金融(DeFi)プロジェクトの「Aavegotchi」は、イーサリアムブロックチェーン上での手数料(ガス)が急騰したことを受け、ノンファンジブルトークン(NFT)を使ったデジタルトレーディングゲームのメインネット立ち上げを延期した。

Aavegotchiのチームのツイートによると、イーサリアムの「めちゃくちゃ高いガスコスト」と「極端なボラティリティ」のため、1月4日に予定していたゲームのローンチを延期することになった。

またAavegotchiは、イーサリアムのレイヤー2スケーリングソリューションであるMaticネットワークに移行する可能性が「最も高い」とも述べている。

「L2のAavegotchiは、ガス料金がかからず、トランザクションの確認が早くなり、ゲーム体験が素晴らしいことになる」とチームは述べており、ローンチは1月末までに行われる予定だと付け加えている。

Aavegotchiのライトペーパーによると、このゲームは、Aave(AAVE)による利子付きトークン「aToken」に裏付けられたデジタルコレクティブなアバターを特徴としている。ユーザーがステーキングするaTokenの価値や、トークンが作成された時にきまるランダムな属性といったものから、アバターの特徴が組み合わされる。

最近のイーサリアム急騰を受け、多くのユーザーはこのニュースを前向きに反応している。イーサリアムは価格が1000ドルを超えて急騰し、ガス料金は平均10.20ドルに達した。

Aavegotchiは、ETH2.0のローンチ前に、スケーリングソリューションとしてMaticを支持したゲームプロジェクトの1つだ。ほかにも、イーサリアムベースのトレーディングカードゲームであるSkyWeaverも、3日にMaticネットワーク上でオープンベータ版をローンチすると発表している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

 

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