23日の仮想通貨ビットコインは未明から上昇し一時9700ドルを突破、足元では9600ドル台を推移している。これまで小幅な値動きだったが、ペイパルが仮想通貨の売買を開始するとの報道を受けて、上昇しているビットコインだが、上昇に向けた指標が複数指摘されている。
(出典:Coin360 6月23日午前11時55分)
仮想通貨アナリストのフィリップ・スウィフト氏は、22日、ビットコインの毎日の発行量で相場の動向を図るマクロ指標「プエル・マルチプル」で、半減期を迎えて価格が底値に近いことを報告。
前回の半減期もこのプエル・マルチプルの低下とビットコイン価格の底値が一致。2017年末にかけて価格が上昇していたことから、今後価格が上昇すると予測した。上昇前にレンジ内の値動きが続いていたことも前回と同様の形だという。
2/ Previous cycles show this post halving chop in the Puell Multiple coincided with a floor being set on $BTC price before taking off into bull run.
— Philip Swift (@PositiveCrypto) June 22, 2020
Price action each time was similar to the sideways drag we have seen in recent weeks.#Bitcoin pic.twitter.com/HjNEx27s6K
既報の通り、ビットコインの上昇がまもなく始まるとする分析は他にも出ている。
オンチェーン分析を手がけるクリプトクオントのキ・ヨン・ジュCEOは過去の傾向から、クジラ(大口投資家)による取引所からの出金ピークの4ヶ月後に強気相場が始まると述べている。
この分析が当たっていれば、7月から上昇が始まることになり、フィリップ・スウィフト氏同様に価格がまもなく上昇することになる。
さらにマイナー動向についても良好な兆しだ。
先週に2年間で最大となった採掘難易度上昇を受けても、ハッシュレートは大幅な低下は見られていない。そのため、マイナーは現在の価格動向について楽観視しているのかもしれない。