インド版シリコンバレーが自治体ネットワークにブロックチェーンを導入へ

 インドで8番目に大きな州であるアーンドラ・プラーデシュ州が、現地のCovalent Fundと提携し、州政府のため「史上最大の」ブロックチェーンスタック開発を目指す。今月19日金曜日、Inc42に掲載された記事によって明らかになった。

 アーンドラ・プラーデシュ州はVelugu Coreと名づけられたシステムを今後共同で開発する。これはインドの統治ネットワークであるインディア・スタックを地方レベルでブロックチェーン化したものになるようだ。

 Velugu(ヴェルグ)は現地で話されているテルグ語で「明かり」を意味し、このプロジェクトは現在進行中のフィンテックバレー構想の一翼を担うことになる。

 Inc42での報道に対するコメントの中で、Covalent Fundのパートナーであるラム・ヤラマンチリ氏は、Veluguについて「インドの規制の枠組みに合わせて設計された、史上最大の、オープンで、暗号論的にも安全な、ブロックチェーンプロトコル上の情報の台帳だ」と説明した。

 さらにヤラマンチリは以下のように続けた。

 「ブロックチェーンは、表現力のあるプロトコル上で開発されるアプリケーションのための、全く新しいパラダイムを提供してくれる。市場への浸透も始まったばかりで、創業初期のベンチャーキャピタルからも非常に高い関心を集めている」。

 インドでのブロックチェーンの導入は、2016年以来、ナレンドラ・モディ首相のもとで政府がこのテクノロジーに共感を示してから大きく加速した。だが、目下ブロックチェーンの主要な活用ケースとなっている仮想通貨に関しては、インドはいまだに対立的な姿勢を取っている。

 ここ数年の間に国家レベルでの構想が様々な形で示されていることから(そのどれも未だ小規模な冒険的事業の域にとどまってはいるが)、Veluguはブロックチェーン上に大規模な官僚機構を立ち上げる最初の企てとなるだろう。

 「アーンドラ・プラーデシュ州政府は2019年までにデジタルアセットを通じたブロックチェーンの整備を完了する予定だ」と、IT担当相のナラ・ロケシュが続けた。「我々はテクノロジープラットフォームとしてのブロックチェーンを積極的に取り入れる所存であり、透明性の高い統治を実現するためのブロックチェーンの活用に大きな関心を持っている」。

 この計画の一環として、「ブロックチェーン大学」の準備も進んでいる。ファンドとの提携により、今回の取り組みを開始するための資金として1000万ドルの提供が決まっている。