週末になるにつれ、ビットコイン(BTC)価格は非常に力強いパフォーマンスで10月を締めくくるようにみえる。多くの強気派は、近い将来にBTCが2万ドルの史上最高値を超えると期待している。
トレーダーによる強気の見方を支えているのは、ビットコインが12,000~12,500ドルをサポートに反転させたように見えるとう事実のようだ。ビットコインは、月間のロウソクを美しい形で描く道を進んでいる。
強気のさらなる証拠は、10月28日時点で4億5000万ドルの先物建玉が満了したように、オプションと先物の満期から来ている。
コインテレグラフ寄稿者のマルセル・ペックマン氏は、次のように述べている。
「CMEの先物建玉は10月30日に満了するが、これによる価格への影響はあったとしてもごくわずかだろう。CME先物の満期が来た場合のBTCの価格下落の現象はもはや存在していない。これは、アジアの取引所とテザーからの否定的なニュースにもかかわらず、最近の強気のケースを再確認することになるだろう」
現在、BTCは13,500ドルを超えて取引されており、4時間足チャートは、価格がより狭いレンジに近づくにつれ、BTCがハイアーローとローアーハイを作ることを示している。
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BTC価格が20日間移動平均線を上回っていても、週末から来週はじめにかけて13,500~12,900ドルのレンジになったとしても驚かないだろう。
もしビットコインの価格が13,620ドルのペナントのトレンドラインを上回り、その上で4時間足で終値を付けることができれば、2020年の最高値である13,859ドルを超える新たな高値まで押し上げることが可能だろう。
現在、取引高が増加するにつれて、MACDはシグナルラインを超えたことを示し、ヒストグラムは勢いが増していることを示している。RSIも中間を上回り、60に達しているが、過去数日間、BTCは13,660ドルでレジスタンスに直面している。
BTCが現在の勢いを失い、ペナントのトレンドラインである13,100ドルを下回った場合、12,800ドルがサポートとなるだろう。このレベルの維持に失敗すれば、12,000ドル、さらに11,500ドルのサポートを試す展開となるだろう。
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中長期的な視点でみれば、ビットコインの現在の値動きは有望であり、BTCは明らかに上昇トレンドにあり、いまだ上昇の余地があるだろう。
今週を通して打撃を受けたアルトコインについては同じことは言えないようだ。記事執筆時点で、イーサ(ETH)は週間で5.8%下落しており、400ドルを取り戻すのに苦戦している。チェインリンク(LINK)は6.74%下落、バイナンスコイン(BNB)は6.1%下落となっている。
コインマーケットキャップによると、仮想通貨全体の時価総額は現在3966億ドルであり、ビットコインのドミナンスは63.5%となっている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン