IBMが東大と量子コンピュータで提携|「史上初の汎用量子コンピュータ」日本上陸へ【ニュース】

日本IBMは19日、東京大学と量子コンピュータの開発や実用化に向けて提携すると発表した。

東京大学内に量子コンピュータのハードウェアを含む世界初の量子システム技術センターを開設する。IBMが所有する量子コンピュータ「IBM Q System One」をアジアで初めて設置する。

量子コンピュータを巡ってはグーグルがスーパーコンピュータを超える「量子超越」を実証したことで、仮想通貨の基盤となる暗号技術を破られるのではないかとして、仮想通貨業界で反響を呼んでいる。

IBMは量子コンピュータをクラウド経由でアクセス可能にしているが、今回の提携ではハードウェア自体を持ち込むことで、日本での開発を本格化させる。IBMがハードウェアを設置するのは米国とドイツに次いで、世界で3カ国目。

「IBM Q System One」は今年1月にIBMが「史上初の商用汎用量子コンピュータ」として発表した量子ゲート方式のマシンだ。従来より明らかに高速な計算処理が可能で、量子アニーリング方式より金融工学の計算に適しているとされている。

量子コンピューターはビットコインに脅威をもたらすと懸念する声もある「仮想通貨のゴッドファーザー」であるデービット・ショーム氏は量子コンピューターの実用化は警告なしにある時突然訪れると話している。

【関連記事:「デジタル通貨のマンハッタン計画」 ”仮想通貨のゴッドファーザー”による極秘プロジェクトとは