著名投資家であるレイ・ダリオ氏は、仮想通貨イベントのコンセンサスでのインタビューで、債券よりもビットコイン(BTC)を購入したいと語った。

5月24日に放映されたインタビューで(インタビュー自体は5月9日のもの)、ブリッジウォーターアソシエイツを率いるダリオ氏は、ビットコインを国債や社債よりも優れた貯蓄手段であると説明している。

「より貯蓄を増やすほど、「債券よりもビットコインが欲しい」と言うようになるだろう。個人的には債権よりもビットコインが欲しい」

ダリオ氏は、仮想通貨による貯蓄が多いほど、政府が一般の人々の資本に対して持つ力が弱くなるとも付け加えた。

しかし、BTCに投資することのメリットを強調している一方で、ダリオ氏は「ビットコインの最大のリスクはその成功である」とも述べ、最近の暗号資産の人気拡大やパフォーマンス上昇が、このセクターに対する政府の徹底的な取り締まりのきっかけになる可能性があると指摘した。

「大きな心配ごとの1つは、政府がビットコインまたはデジタル通貨を管理する能力を持つことだ」と、ダリオ氏は付け加えた。「彼らは自分たちがどこにいるのか、そして何が起こっているのかを知っている」。

ダリオ氏は3月のインタビューでも、米国がビットコインを禁止しようとする可能性があると言及していた。ダリオ氏は米政府が1930年代に金の保有を禁止した事例を挙げ、政府が価値の保存手段を統制しようとする可能性に触れた。