仮想通貨取引所Huobi(フォビ)のデリバティブ取引プラットフォーム「フォビDM」は、仮想通貨価格の急激な変化に対応するべく、「部分的」に清算できる新たなサーキットブレーカー機能を発表した。
今回の新たな機能では、全資金が即座に消え去る全か無かのメカニズムを改善するのが狙いだとしている。
先週のビットコインのように、市場が突然スイングした場合に、高レバレッジでのポジションを即座に「部分的に」清算する機能で、トレーダーらにとっての衝撃を緩和するとしている。
新型コロナウィルス感染の世界的な拡大が不安材料となり、株価や仮想通貨価格が大幅な下落を見せ、ビットコインは3月12日と13日の間で50%以上下落していた。
この間の数時間で、フォビのプラットフォームは、約2745万ドル(約30億円)を清算していた。急激な価格変動が起きた際、トレーダーが十分な資金を保持していない場合、取引ポジションがクローズとなる。
今回の新たな機能では、「部分的な清算」オプションを提供する。1つのイベントで全額を清算するのではなく、段階的にポジションを減少させていくメカニズムだと説明している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン