ウイルス対策用のソフトウェアを開発するブラックベリー・サイランス社が16日、WAV形式ファイルに悪意を持ったコードが埋め込まれているのを発見したと報告した。
コードを隠蔽する手法であるステガノグラフィーと呼ばれる技術を使い、悪質なコードを通常のコードの中に隠していたという。
悪意のあるWAVファイルによって、ハッカーはCPUマイナーを被害者のデバイスに展開。処理リソースを盗み、仮想通貨のマイニングにユーザーのデバイスを利用し、毎月数千ドルを得ているとした。
レポートでは以下のように報告した。
「データを再生すると、WAVファイルから識別できない音質を持つ音楽を生成した。他の音楽は単に雑音(ホワイトノイズ)を生成した」
翻訳・編集 コインテレグラフ日本版