仮想通貨グリンが反論、匿名化プロトコル"ミンブルウィンブル"に「根本的な欠陥はない」【ニュース】

プライバシーに特化した仮想通貨グリン(GRIN)の開発者は、グリンのプライバシーモデルが「破られた」と主張する記事に対して「事実の面で不正確である」と反論している

今回反論の対象となっているのは、米国のブロックチェーン分析企業のドラゴンフライのリサーチャー、イヴァン・ボガティ氏が18日に公開した記事だ。ボガティ氏は、グリンなどが採用している匿名化プロトコル「ミンブルウィンブル」のトランザクションの96%を特定することが可能だと主張していた。

19日に投稿されたブログ記事の中で、グリンのコア開発者であるダニエル・レーンバーグ氏は、「事実の面で不正確である」と指摘している。

「ミンブルウィンブル/グリンへの『攻撃』として説明されているのは、既知の問題であり、誤解も含まれている。この記事は、ネットワーク分析に関する興味深い数字を提供しているが、提示された結果は実際には攻撃を構成するものではなく、センセーショナルな主張を裏付けるものではない」

 

まず、ミンブルウィンブル自体には「アドレス自体がない」点だ。ミンブルウィンブルには1回限りのトランザクションを出力するだけであり、ビットコインのようなアドレスがあるわけではないと指摘。レーンバーグ氏は、ボガティ氏の主張が「トランザクション出力(TXO)とアドレスを混同している」と指摘する。

「著者はトランザクション出力とアドレスを便利な形で混同していると思われるが、これは同じものではない。またTXOをリンクできるという事実は目新しいことではない」

またトランザクショングラフだけでは、送信者と受信者の出力が明らかになるわけでもないと指摘する。具体的な金額がなければ、出力を区別することは困難だとしている。

レーンバーグ氏は、今回のボガティ氏の指摘は、ミンブルウィンブルを「破壊」したり、グリンのプライバシー機能を「役立たずにする」ほどの問題ではないと主張する。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン