ビットコインの人気価格モデルのストック・トゥー・フロー(S2F)モデルで、目標価格からの乖離が過去最大となっている。

モスコフスキ・キャピタルの最高投資責任者レックス・モスコフスキ氏は10日、S2Fからビットコインが過去12年の誕生以来、「絶好の買い」の時期であると主張した

「絶好の買い場」

ビットコインが回復の兆しを見せない中で、S2Fモデルの目標価格から益々乖離している。

S2Fモデルは数ある価格予想モデルの中で最も人気があるものだ、歴史的にビットコイン価格を正確に追跡し、有効性を保ってきた。

しかし、現在のように、目標価格からここまで大きく下回ったことはない。

「S2Fのマイナスの偏差はビットコインの歴史上、最も大きい」として、モスコフスキ氏は次のように指摘した。

「このモデルの新車であれば、今は絶好の買い場だ」

Bitcoin stock-to-flow deflection vs. BTC/USD chart. Source: Lex Moskovski/ Twitter

S2Fモデルによると、ビットコイン価格は10日に82703ドルで取引されていなければならない。しかし足元では34400ドル付近で推移しており、モデルよりも60%ほど低い。

モデル考案者のPlanB氏は強気の姿勢を貫いており、2021年末までに最低でも13万5000ドルに達すると予想している。同氏は8月中に最低価格目標である47000ドルを回復すると主張している。

Bitcoin stock-to-flow model as of July 10. Source: BuyBitcoinWorldwide.com