グーグルは、メタマスク(MetaMask)やレジャー(Ledger)など人気仮想通貨ウォレットの模倣をするクローム(Chrome)のエクステンション50近くを削除した。5月8日にセキュリティ企業のソフォスが運営する「Naked Security」が伝えた

詐欺的なクロームのエクステンションとのイタチごっこが続いている。

先月にグーグルは、セキュリティ研究者のハリー・デントリー氏による特定を受けて、49の模倣エクステンションを削除。デントリー氏によると、詐欺的エクステンションはメタマスクとレジャーの他にもマイイーサウォレットやトレジャー、エレクトラムなどと関係があるなど偽っていたという。

詐欺的エクステンションの狙いは、人気エクステンションと同じユーザー体験を提供することで、ユーザーの秘密鍵やパスコードを盗み取ることと見られている。