ロイター通信によると、ゴールドマンサックスが仮想通貨の取引デスクを再開し、ビットコイン先物の提供開始を予定しているようだ。

ロイターは関係者の話として、3月中旬にもグローバル・マーケット部門の中に設置されると報じた。取引デスクではビットコイン先物以外にもブロックチェーンや中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関するプロジェクトも担当するという。

下落のサイン?

ゴールドマンサックスは2018年に仮想通貨デスクを初めて設置していた経緯がある。先渡の清算機関や取引サービスを提供していたが、後に停止された。停止した理由は明らかになっていないものの、当時は価格がピークを迎えてちょうど下落を始めた時だった。

こうした状況を受けて、著名テクニカルアナリストのピーター・ブラント氏はチャートを提示し「過去の歴史からゴールドマンサックスが参入した時は、資産を守る時だ」とツイート。これを受けてフォロワーは、現在の価格が天井になるかもしれないと予想している。

ただ、当時からはビットコインの市場インフラは大幅に改善されている。米国では大手金融機関が仮想通貨サービスを提供し、機関投資家の参入も増えている。

ブラント氏もツイートの中で「多くの人は私がビットコインが天井を打つと暗示したと考えているようだ。このツイートで指摘したかったのは、ゴールドマンサックスが市場に参入する時は、彼らが新たな方法で顧客から騙し取ることができると判断したということだ」と述べた。