米投資銀行のゴールドマンサックスのストラテジストが10日、顧客向けレポートの中で、ビットコインとその他のデジタル通貨が発展途上国において本当のお金となり得ると論じた。
「ここ数十年間、米ドルはうまく役割を果たしていた。ただし従来の金融サービスが普及していない地域や発展途上国においてはビットコイン(と仮想通貨全体)が有力な代替となるかもしれない。」
一方で仮想通貨の上昇率については小幅になるとした。
「長期的には世界のGDP成長率と同等かやや下回ると仮定している。低リターンまたはリターンのない金やその他の金属のようなヘッジ目的の資産になるはずだ。」
ゴールドマンサックスは仮想通貨に比較的オープンな立場を保持しているとされ、先月も18年6月末までに仮想通貨に特化したトレーディングデスクを設立する計画を進めていると報道されていた。