GMOフィナンシャルホールディングスは29日に2019年第3四半期の決算を発表した。傘下の仮想通貨取引所GMOコインの営業収益は7~9月に11億円(前年同期比19%減)、営業利益は3.4億円(同54%減)だった。仮想通貨のボラティリティ低下で8月以降の取引高が減少したことが響いたとしている。

またGMOコインは今年7月末からレバレッジ取引の証拠金倍率を4倍を引き下げており、これも取引高減少に影響したとみている。証拠金倍率4倍は、仮想通貨交換業協会(JVCEA)の自主規制規則を適用するためのものだ。

口座数は順調に増加しており、9月末時点で28万9000口座となっている。「顧客基盤は順調に拡大しており、一定水準の収益を確保した」としている。

出典:GMOフィナンシャルホールディングス 決算説明資料(口座数は折れ線グラフ)

また今回の決算説明資料によれば、「取扱通貨の追加に向けて申請手続中」としている。