仮想通貨取引所のGMOコインは14日、1月末時点でユーザーの累計口座数が30万口座を突破したと発表した。昨年12月末時点では29万9000口座だった。
2月5日に発表した親会社GMOフィナンシャルホールディングスの決算説明資料によれば、GMOコインの口座数は堅調に推移している。仮想通貨売買代金や預かり資産については市況によって変動があるものの、口座数は右肩上がりで増加している。
出典:GMOフィナンシャルHD決算説明資料
GMOフィナンシャルHDは「スプレッド引き下げ効果により顧客基盤が順調に拡大」したと決算発表資料の中で述べている。
また今回のGMOコインの発表では、「取引環境の整備、取扱仮想通貨の拡充に加え、金融犯罪の発生等の防止やマネー・ローンダリング、テロ資金供与対策等の高度化や仮想通貨の保管態勢の改善」といった取り組みがユーザーから支持を得た結果だと述べている。
金融庁による新しいレバレッジ規制では、現在の自主規制の上限倍率4倍からさらに厳しくなり、上限倍率が2倍になるとみられている。GMOフィナンシャルHDでは、顧客基盤の拡大で規制強化に対応すると説明している。
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