ドイツのオラフ・ショルツ財務相は、仮想通貨が伝統的な法定通貨に取って代わるという見方に疑問を呈した。コインテレグラフ ドイツ版が18日に報じている。
ショルツ財務相は、ミュンスターで開催された市民対話で「(仮想通貨を)通貨モデルの観点から捉えることができるかどうか。私は今のところ疑問に思っている」と語った。ショルツ氏は、仮想通貨を17世紀のチューリップバブルと比較し、「チューリップのインフレのような事態となれば、危険は大きい」と語った。
またショルツ氏は、仮想通貨はマネーロンダリングやテロ資金供与などの犯罪行為に使われる可能性があるため、監督当局が厳重に監視する必要があるとも指摘。「私たちは、仮想通貨が既に経済的に重要な存在になったとは考えていない」と付け加えた。