ジェミナイに関連するサードパーティベンダーが12月13日以前にデータ侵害に遭ったようだ。コインテレグラフが入手した文書によると、ハッカーはジェミナイの顧客の電子メールアドレスと電話番号の一部に関わる570万1649行の情報にアクセスしたという。ただ、電話番号については、特定の数字が難読化されていたため、ハッカーは完全な電話番号にアクセスできなかったようだ。

ジェミナイはブログで情報漏洩について「サードパーティベンダーで発生した事件の結果」であると明らかにしたが、データ漏洩の結果、「フィッシング・キャンペーン」が続いていると警告している。

流出したデータベースには、名前や住所、その他の本人確認情報などの機密個人情報は含まれていなかった。また、一部の電子メールは重複があったため、影響を受けた顧客の数は総数よりも少ない可能性が高い。ジェミナイは現在、1300万人のアクティブユーザーを抱えている。今回の事件に関して、ジェミナイは次のような声明を発表した。

「最近、一部のジェミナイのお客様がフィッシング・キャンペーンの標的になっていますが、これはサードパーティ・ベンダーの事件の結果であると思われます。この事件により、ジェミナイのお客様の電子メールアドレスと電話番号の一部が収集されました。このサードパーティによる事件の結果、ジェミナイの口座情報やシステムに影響が及ぶことはなく、すべての資金と顧客口座は安全なままです。」

ジェミナイは、データ流出をめぐる問題が明るみに出た後、日中に一時的にオフラインになった。現在は完全に機能している。
 

Gemini was offline for approximately 1 hour and 30 minutes on Wednesday