9日の東京市場では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による経済への先行き懸念から、急激な円高が進んでいる。

ドル円は一時101円台に突入。米国10年債利回りが0.5%を割り込んだことや、サウジアラビアの原油増産からWTI原油先物が1バレル30ドルまで急落したことが、市場の混乱を招いているのだ。

本日のポンド円も133.06円まで円高・ポンド安が進んでいる(12時現在)。ポンド・ドルの水準は変わっていないものの、急激な円高によりポンド円の上値は重い。

マーケットの混乱が続いているので、26日に予定されている英中銀金融政策会合(MPC)を待たずに緊急利下げを行う可能性も高まっている。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 132~136.50円

RSIが23まで低下しているので反発を狙いたいところだが、市場の混乱が落ち着いていないため判断は難しい。12時時点のNYダウ先物は約1,200ドル下落しているが、今晩のニューヨーク市場で下げ幅を縮められるかが注目だ。