中東情勢の緊迫が続いていたが、イランの攻撃が象徴的なものにとどまったことや、トランプ大統領が「我々の軍事力を行使したくはない」と武力行使に慎重な姿勢を見せたことから市場はリスクオンの流れになった。

昨日141.12円まで下落したポンド円は、本日143.24円まで上昇。ただ、中東情勢が安定に転じたわけではなく、ここまでの円安は前日の急落の反動と考えられる。

米イランの直接的な武力衝突への懸念は後退したものの、リスクオンの円安が積極的に進む動きにはならないだろう。

また、明日には米雇用統計を控え、クロス円は全般的に様子見ムードとなりそうだ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ142~144円

一目均衡表の雲をサポートに上昇しているので、しっかりとした動き。ただ前日の急騰の反動で、値動きの乏しい展開になるだろう。

20日移動平均線(143円)をキープできるかに注目だ。