イングランド銀行のカーニー総裁は、新型コロナウイルスの感染拡大がイギリス経済に及ぼす影響を精査し、政策対応を検討していると述べた。しかし、米国に追随して早期利下げするとの見方は後退し、ポンド・ドルは上昇。

イギリス10年債利回りは0.328%と過去最低を更新しているが、米国10年債利回りも0.8%まで低下し、ドル売り・ポンド買いの流れになっている。

ただ、リスク回避の円買いが進む中、ポンド円は下落。本日も円高・ポンド安の流れは続き、12時時点でのポンド円の安値は137.16円となっている。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 136~138円

ポンド円は安値もみあいになっている。2日の安値136.88円が意識される展開だ。新型コロナウイルスの感染が米国でも広がる中、今夜の米雇用統計に注目。市場予想は非農業部門雇用者数16万人、失業率3.6%。予想を下回るとリスクオフの流れが強まるので警戒が必要だ。