ポンド円の上値は重い。2日からEU(欧州連合)とEU離脱後の通商関係などについて交渉が始まったが、難航が予想されているからだ。また、新型コロナウイルスの感染拡大による景気下振れを抑えるため、BOEが利下げするとの観測があることもポンド売りの要因になっている。

英10年債利回りは0.362%まで下げ、昨年9月以来の低水準。ポンドドルも1.27台と上値が重い展開が続いている。

また、ポンドはユーロに対しても売られ、1ユーロ=0.8744ポンドと2019年10月中旬以来のポンド安水準をつけている。円やドル・ユーロなど主要通貨に対して弱い状況なので、今後もポンドの上値は重そうだ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 137~139円

ポンド円の上値は重い。反発が限られていることから、下値模索の展開になるだろう。200日移動平均線(137.7円)をキープできるかに注目だ。