昨日はFTSE種総合株価指数が68.64ポイント高の7480.69に上昇。また、イギリス10年債利回りは一時0.5%を割り込んだものの、0,542%まで上昇して引けた。しかし、市場はリスクオンの動きになったものの、ポンドの上値は重い。
昨日のポンド・ドルは1.2975まで売られ、本日12時時点でも1.3前後での推移となっている。ポンド円も昨日は141.49まで下落。本日は142円前後でのもみあい。イギリスのEU(欧州連合)離脱が31日にせまり、あらためて先行き不透明感が意識されていることや、30日のイングランド銀行(中央銀行)の金融政策発表を見極めたいとして動きが鈍いのだ。
今日の経済指標では、16時のネーションワイド住宅価格指数に注目(予想前月比0.3%)している。住宅ローンを伴う平均住宅価格の月ごとの変動を測定する指標で、消費に影響を与える住宅分野なので注目度が高いからだ。
ポンド円のテクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 141~143円
一目均衡表の雲の下限が意識される展開。ただ今週はイベントが多いので、積極的な買いは見込めないだろう。雲を下抜けると100日移動平均線(139.85円)がターゲットになると予想している。