ヨーロッパ市場は休場明けだが、週末を控えて積極的に買う動きはみられないだろう。また、米中合意への期待で米国株式市場などはリスクオンの動きだが、ポンドの上値は重い。来年1月31日にイギリスがEUから離脱することは濃厚だが、2020年末までの移行期間で、EUとの新たな貿易協定締結に向けた動きに神経質になっているからだ。

ただ、ドル円などに比べてポンド円はボラティリティが高い状況が続いている。現在はリバウンド局面だが、再度下への警戒が必要だろう。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 141~142.80円

ここ数日リバウンドの動きとなっていたが、20日移動平均線に頭を抑えられている。再度、下への動きに警戒が必要だ。

とくに、ポンド・ドルに注目。1.3の節目が重いと判断されれば、仕掛け的な売りがでてくる可能性があるからだ。23日の安値1.2905を割り込むと、下値模索の展開になるだろう。