13時16分時点のポンド円は、142.29円と57銭ほどのポンド高・円安水準。円は他の通貨に対しても円安が進んでいる。昨日、中国外務省が米中通商合意の署名式について米国と密接に連絡をとっていると述べており、合意の文書化が順調に進んでいることがマーケットで好感され、リスクオンの円安となっているからだ。ドル円は20銭円安の109.55円、NYダウ先物も31.5ドル高で推移している。

ただ、本日もイギリスやドイツ・フランスは休場で、欧州勢の参加は見込めない。動意づくのは米国市場がオープンしてからだろう。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 141~142.80円

13日の高値147.97円から23日の安値141.18まで6.79円下落し、反発局面になっている。ただ、20日移動平均線(142.78円)を上抜けるのは難しいだろう。ポンド・ドルの上値がさらに重いからだ。

ポンド・ドルは、節目の1.3を割り込み1.2905ドルまで下落。現在は1.3近辺まで戻しているが上値は重い。イギリスがEU離脱を巡り保守党が設定した、2020年末までの移行期間の短さへの懸念がなかなか払拭できないからだ。

ポンドは底堅い動きになっているものの、積極的な買いは入らないだろう。