FRB(米連邦準備理事会)が臨時のFOMC(米連邦公開市場委員会)を開き、追加の金融緩和を発表。市場の動揺を背景に、企業や金融機関は保有資産を売却して現金(ドル)を積み上げる動きが続いていたが、FRBの供給策によりドル需給のひっ迫が和らぐとの見方が強まった。

ただ、ポンド・ドルの上値は重い。ドルや円などと比べて流動性が低いので、運用リスクを回避するポンド売りがでているからだ。昨日のポンド円も130円まで円安・ポンド高が進んだものの、戻り売りにおされて128.45円で引けた。

本日は、景況感を示す製造業PMIと非製造業PMIが18時30分に発表される。予想はいずれも45。予想を下回るとポンド売りの材料になるので注意が必要だ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

本日のポンド円予想レンジ 127~129円

ポンド円は上値の重い展開が続いている。ただ、本日のPMIで上下どちらかに大きく動く可能性があるので警戒が必要だ。