英イングランド銀行(中央銀行)は、19日に政策金利を0.15%引き下げて過去最低の0.1%とした。新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、米欧の中央銀行と足並みをそろえて資金供給を強め、経済の下支えに全力をあげている。

イギリスでは、20日にレストランや喫茶店などに一時閉鎖を命じるとともに、労働者に対する支援策を発表。新型コロナウイルスへの対策を強化している。19日にはポンド・ドルが35年ぶりの安値となる1.1473をつけ、20日も1.1409まで下落したが、その後買い戻しが入り1.1934まで上昇した。

ポンド円もポンド買いの動きによって、20日には132.09円まで急騰。しかし、本日12時20分時点では128円台半ばで推移している。

海外の株式市場の動揺は収まっておらず、方向感が定まらない1日となりそうだ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

本日のポンド円予想レンジ 127.50~129.50円

RSIが売られ過ぎの目安となる30を上回ってきたので、反発を期待したい局面。ただ、米国株式市場が落ち着かなければ「有事のドル買い」が進み、ポンド・ドルが再び安値を試す可能性もあるので注意が必要だ。