昨日、英産業連盟(CBI)が発表した2019年11月~20年1月の製造業受注指数は、-22と予想の-25を上回った。CBIの製造業受注指数は、英国の製造業の景気見通しを測定する指標。
英中銀による30日の利下げ観測が和らぎ、ポンド・ドルは1.3153、ポンド円は144.61円まで上昇した。しかし、明日にはPMIが発表される。30日の英中銀政策金利発表を控え、ポンドは神経質な展開が続くだろう。
ただ、13時36分時点のポンド円は、143.91円と昨日のNY市場終値に比べて40銭の円高・ポンド安となっている。中国・武漢市が公共交通機関の運転を停止するなど、新型肺炎の感染拡大への警戒感が強まり、低リスク通貨とされる円には買いが入りやすい状況となっているからだ。明日からの春節を控え、引き続き警戒が必要だ。
ポンド円のテクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 143~144.50円
まずは、ポンド・ドルのチャートから確認してみよう。
昨日の上昇で、20日移動平均線や一目均衡表の転換線・基準線を上抜けた。雲の上限を突破する可能性もでてきている。
次に、ポンド円のチャートは以下の通り。
ポンド円は、もう少しで雲を突破できる位置にある。昨日の高値144.61円を抜けば、上値追いの展開になる可能性が高い。