昨日のポンド円は128.61円まで円高・ポンド安が進んだ。11日の0.5%の緊急利下げに加え、26日の英政策金利発表での利下げ懸念がくすぶっているからだ。

英政府は、新型コロナウイルスの影響を受けた企業や労働者向けの新たな財政支援策を発表。企業向け貸出に3,300億ポンド(約43兆円)を拠出。また、小規模企業を支援するために200億ポンド規模の税控除と現金給付を実施する。

各国政府が景気悪化を食い止めるために相次いで対策を打ち出す中、英政府も経済に流動性を供給するための取り組みを積極的におこなっている。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

本日のポンド円予想レンジ 128~131円

ポンド円は、節目となる130円を下回り下値模索の展開。RSIが売られ過ぎの目安である30を下回っているので自立反発を期待したいところだが、上値は重い。米ドル指数が一時100を上回るなど、ドル高の流れが加速しており、ポンド・ドルも安値を試す展開になっているからだ。

昨日のポンド・ドルは1.2099まで下落。節目の1.2をキープできるかに注目だ。