12時8分時点のポンド円は142.61円と前日比29銭の円高・ポンド安となっている。17日に米アップルが、新型コロナウイルス感染拡大が中国での同社製品の需要と生産の両方に影響を与えているため、1~3月期の売上高が会社予想に届かない見通しを発表。
アップルの報道が懸念材料となり、NYダウ先物は103ドル安となっている。リスクオフの円高が進み、ドル円は109.66円まで下落、ポンド円も円高・ポンド安が進んでいるのだ。
ただポンドに関しては、本日18時30分に発表される雇用統計に注目だ。失業保険申請件数の予想は2.26万人、失業率の予想は3.8%になっている。先週発表された10~12月期実質国内総生産(GDP)は予想を下回った。雇用統計も予想より悪い内容だと、BOEによる利下げ思惑が再燃する可能性があるので注意が必要だ。
ポンド円のテクニカル分析と相場見通し
今日のポンド円予想レンジ 141.50~143.50円
ポンド円のチャートは以下の通り。
20日移動平均線(142.60円)を意識する展開。今夜の雇用統計で下回る恐れもあるので警戒が必要だ。下抜けた場合は、100日移動平均線(141.06円)がターゲットになるだろう。