「第1段階」通商合意の署名式典が、15日午前11時半(日本時間16日午前1時半)にホワイトハウスで行われる。その式典で合意内容が発表される見通しで、それまでマーケットは動きづらい展開となっている。

英中銀による利下げ観測を背景に、昨日のポンド・ドルは1.2954ドルまで下げたが、12時半現在、1.3ドル前後でのもみあいとなっている。また、ポンド円も動意薄で、143円前後での推移。

本日は米中通商合意の署名式典が最大の焦点であるものの、18時半に消費者物価指数(予想:前年比1.5%)・小売物価指数(予想:前年比2.3%)・生産者物価指数(予想:原材料価格前月比0.3%)などの経済指標が発表されるので注目だ。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 142~144円

ポンド円のチャートは以下の通り。

ポンド円は、143円前後での小幅な値動きが続いている。本日の第1段階の米中通商合意署名後に動意づくかが注目だ。ただ、ポンド・ドルの一目均衡表(下図)では、現在の水準で推移すると雲の中に入り、上値が重くなってしまう可能性があるので、下落リスクに注意が必要だ。