米国市場はリスクオンの動きを強めている。昨日のNYダウは275.08ドル高の29,551.42ドルと過去最高値を更新。米国10年債利回りも1.6%台まで上昇している。しかし、米ドル指数が年初来高値を更新して節目の100ポイントが視野に入る中、ポンド・ドルの上値は重くなっている。

11日に発表されたGDP速報値が前期比で横ばいとなり、警戒されたマイナス成長は回避できたが、短期的には、まもなく始まるEU(欧州連合)との貿易交渉がポンドの上値を抑えるとの見方が根強い。

ジョンソン首相は強硬姿勢を堅持しており、交渉は難航すると見られているからだ。マーケットは英中銀がその間に利下げを実施するのではないかと懸念しているので、上値の重い展開が続くだろう。

ポンド円のテクニカル分析と相場見通し

今日のポンド円予想レンジ 141.50~143円

ポンド・ドルのチャートは以下の通り。

100日移動平均線(1.292)が支持線として機能しているものの、上値も20日移動平均線(1.302)が抵抗線となり、レンジでのもみあいが続いている。

ポンド円のチャートも確認してみよう。

ポンド円も底堅い動きとなっているものの、20日移動平均線(142.6円)が抵抗線になっている。この水準を超えるには、ドル円が年初来高値の110.30円を超えて円安が進む必要がありそうだ。