企業に属さず、独立したゲーム開発者は収益を得るためにはゲーム内の広告や少額取引から開発費の一部を得ることしかできないという問題を解決するため、ブロックチェーン開発チームのブロック・バスターズは分散型プルーフ・オブ・プレイのエコシステム「Qudo」を開発した。
独立系ゲーム開発者向けに、ブロックチェーン基盤の収益構造をUnity基盤のゲームに簡単に実装できるようになり、収益のために無理に広告をゲーム内に組み込む必要がなくなるとしている。
ドラッグ&ドロップでUnityを統合
Qudoの特徴はブロックチェーンをベースにした代替的な収益源を提供することだ。Unityプラットフォームで構築されたゲームに簡単に実装できるという。
Qudoの利用方法についてマネージングディレクターのジャオ・アブランテス氏はトークンであるQUDOをネットワーク上にステーキングする必要があると説明。
まだ明確に定まっていないものの、最低でも150QUDO(約15ドル)が必要になるという。
アブランテス氏はコインテレグラフに対し、以下のようにコメントした。
「ゲームは数分でQudoに接続できる。ドラッグ&ドロップで一旦実装されると、システムはプレイヤーにインセンティブを与えるようになる。プレイヤーや広告ではなく、ゲーム内に集中することでネットワークから報酬を得られるようになる。」
小規模開発者のための環境改善
Qudoは10分ごとにトークンである1000QUDOのブロック報酬を生成する。この期間にプレイした全員が活動を報告すると、ブロック報酬の90%がアクティブなゲームとプレイヤーに分配され、10%はQudo側に渡る。
プレイされた全てのゲームはステーキングに応じた金額で報酬を獲得する。
このシステムによって新しいゲームを試してみたり、プレイヤー数が少ない小規模なゲームを遊んだりすることで、トークンが分配され、小規模開発者を支援することにつながるという。
アブランテス氏はQudoの特性について以下のように述べた。
「Qudoはゲームクレジットに相互運用性をもたらし、プレイヤーはゲームをプレイしている間に時間やパフォーマンスに応じて報酬を得ることができる。Qudoを使うことで、サイロをなくし、小規模なゲームにも成功のための公平なチャンスを与えたいと考えている」
Qudoプラットフォームは今年後半に稼働する予定だ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン