ビットコイン支持者として知られるマイク・ノボグラッツ氏が運営するカナダの投資会社ギャラクシーでデジタルは28日、2023年1月1日から2023年3月24日までの税引前利益が1億5000万ドルだったと発表した。

この結果は、2022年の10億ドルの純損失に続くもので、これはデジタル資産の6億5900万ドルの未実現損失と投資の4億9600万ドルの未実現損失が大きな原因となっている。

「2022年はギャラクシーにとって変動的な年であり、我々と我々の業界は前例のないマクロ経済的な出来事に直面したが、我々は軌道修正に成功し、戦略的な機会をに利用することができ、将来に向けて我々の営業事業を構築することができた」と、ノボグラッツ氏は述べている。

2022年5月19日、ノボグラッツ氏は、400億ドルのテラ・エコシステムの崩壊によって「謙虚な気持ちになっている」と主張し、仮想通貨業界は「これまで以上に強く見え、すぐに消えることはないだろう」と繰り返していた。

2022年8月、ギャラクシーデジタルはデジタル資産カストディアンのビットゴーを1億ドルで買収する取引を打ち切った後、米国での株式公開の計画を取り下げている。その後、11月には、倒産した仮想通貨取引所FTXへの7700万ドルのエクスポージャーを開示し、4800万ドルがロックされている可能性が高いとしていた。