かつてビットコイン(BTC)の存在すら知られていなかった頃に制作されたアニメーションSFシリーズ「フューチュラマ(Futurama)」が、最新シーズンの第3話で仮想通貨のマイナーたちをからかっている。
「How the West Was 1010001」というエピソードが、8月6日にHuluで公開された。物語では、主要キャラクターたちはロボットマフィアに借金を抱え、「Crypto Country」に向かうことに。これは、実際の荒野でビットコインを生成するための材料をマイニングするパロディだ。フューチュラマでは、3023年になってもBTCの価格はまだ変動しており、マイニングを続けるための「安く、汚い電力」を求めて人々が旅をしている様子が放映されている。

該当のエピソードでは、仮想通貨のマイニングチップに使われるタリウムを収集したり、古い西部の町「Doge City」に移動したり、BTCのマイナーたちが大気を電離させるほどの膨大な電力を使用しているという滑稽なジョークが披露された。この番組は主にビットコインを茶化しているが、「厄介なEthereum」やロボットの頭が仮想通貨のマイニングに使用される場面もあった。
「フューチュラマ」は1999年3月に初めて放送された。1999年は最初のビットコイン取引の約10年前だ。仮想通貨は徐々に「South Park」や「Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One」などのメインストリームの映画やテレビシリーズの一部となってきている。
「フューチュラマ」では、キャラクターたちがなぜ3023年にもなおビットコインをマイニングしているのかを説明していない。BTCの半減期プロセスを基にすると、最後のブロックはおそらく2140年頃にマイニングされると推定されている。